バイク売却には委託販売もある

バイクの「委託販売」「オークション代行」を依頼する手もある

バイクの売却方法には、買取り専門業者の買取りと一般のバイク店での下取り以外に、委託販売オークション代行を利用する手もあります。共に販売先は、新ユーザーとなるので、個人売買取引に含まれます。

 

それでは、それぞれの特徴、長所や短所を見てみましょう。

 

 

【委託販売】
バイク店に預けて、販売を代行してもらいます。売るわけではありません。

 

■その最大のメリットは、高く売れるということです。

 

通常、買取りもしくは下取りしたバイクの多くは、業者オークションでプロのバイク販売業者に販売します。

 

買取り額+経費+利益=業者オークション落札額=A価格

 

このAの価格で仕入れた販売業者が、自社の経費と利益を加えて、新ユーザーに販売します。

 

A価格+経費+利益=販売価格(新ユーザー購入価格)

 

この中間経費と利益(マージン)が委託販売は掛からないため手取り額が高くなるのです。
もちろん、委託販売するバイク店の利益=販売手数料は掛かりますが、買取り専門店やバイク店での買い取りや下取りより安いケースがほとんどです。

 

経費について
買取り業者は、買取り査定に係わる人件費、業者オークション参加のバイク移動費、出品料など。
販売業者(仕入れ業者)は、業者オークション参加の落札手数料、引き取り移動費、人件費などが必要になります。

 

■手続き面やトラブルの不安が無い。

 

実は、これは大変に大きなメリットです。個人売買は直接、新ユーザーに販売する為、最も高く売れる可能性がある反面、その手続きにプロの業者が仲介しない為、色々なトラブルが頻繁に起こります。

 

例えば、新ユーザーが名義変更手続きをしていない為、税金の請求が来る。代金の振込みが無い。後日バイクのキズや不具合などのクレームを言われるなどです。これらは、委託を引き受けるバイク店が請け負うのが通常です。また、個人情報保護法の下、売主の情報が買い手に知らされることはありません。

 

 

■いつ売れるか、分からない。

 

一方、短所として、買取のように、査定を受けたその場で現金をもらえるわけではありません。
委託販売では、バイク店に購入登録をしているお客様がいればすぐに売却となりますが、そうでなければ、お客様が購入するまで待たなくてはなりません。これが最大の短所でしょう。

 

 

■委託販売の費用や条件について、しっかりと確認しておく。

 

委託したバイクが無事売れれば、委託手数料を支払います。また、売れるまでの管理料が必要な場合もあります。これは委託販売店により異なっています。上記の販売に係わる手続きについても、通常はバイク店がするものの、合わせて確認しておきましょう。

 

BUMアズウイング株式会社、 株式会社ジャイブネットは共に委託販売、業者オークション代行サービスを実施している老舗バイク店です。参考までに委託手数料を紹介します。最新情報は、必ず各社に御確認願います。以下の社名からホームページへリンクしています。

 

BUMアズウイングHP

排気量 委託手数料(税込)
        〜    50cc  6,300円
 51cc   〜   125cc  7,350円
126cc   〜   250cc  7,350円
251cc   〜   400cc  9,450円
401cc   〜   750cc 10,500円
751cc   〜 12,600円

★保管料は無料。
★売約期間は無制限。

 

ジャイブネットHP

預かり期間 代行販売手数料
預かり期間1ヶ月以内 販売価格の8%
預かり期間1ヶ月以上2ヶ月以内 販売価格の9%
預かり期間2ヶ月以上3ヶ月以内 販売価格の10%

★保管料 ¥10,500/月
★販売手数料には別途消費税が掛かります。

 

 

【オークション代行】
依頼者の代わりに、古物商免許を持っている、プロだけが参加できる業者オークションに、代行して参加・出品します。委託販売同様、バイク店(オークション代行店)に売るわけではありません。

 

バイクの買取り委託販売との両方の中間的な特徴を持ち、よく言えば両方の長所を持っています。悪く言えば、中途半端かもしれません。

 

 

■バイク買取よりも、高く売れる。委託販売よりは安い。

 

購入者は、プロのバイク販売店です。(委託販売は、新ユーザーです) オークションに依頼者に代わり、代行を請け負ったバイク店が出品し、落札されます。通常、バイク店がバイク買取り後、経費や利益を乗せて出品するわけですが、この経費や利益分が掛かりません。その分、高く売ることが出来ます。但し、オークション代行する店への手数料とオークション会社へ支払う出品料・成約料(落札された時)が掛かります。その他、洗車や車検証などを再交付するなど経費が掛かれば実費が必要です。しかし、これはどの方法を取っても同様に掛かると言えます。
バイク買取りより高く売れますが、このオークションへの出品料や成約料(これがオークションを主催する会社の売上です)が掛かる分と落札したバイク店の経費・利益分、委託販売より安くなります。

 

 

■委託販売より、時間が掛からない。買取よりは遅い。

 

請け負うバイク店により異なりますが通常、3〜15日くらいで出品します。請け負うバイク店のサービス体制のほか、オークションの開催日程に左右されます。何時、買いたいお客様が現れるか分からない、委託販売よりは、業者オークションの方が、早く落札される可能性は高いのです。

 

しかし、査定額さえ納得できれば、即金で取引される「買取り・下取り」より時間は掛かります。

 

 

■手続き面やトラブルの不安が無い。

 

委託販売同様に、バイク店が必要な手続きを全てしてくれます。例えば、名義がローン会社になっている場合の名義変更もしくは廃車手続きなどです。また、プロのオークション取引なのでキズや不具合などのクレームが発生することはありません。代金の受け取りもネットオークションによる個人売買と違い、確実です。

 

このように、オークション代行サービスの利用は、買取りと委託販売のそれぞれの特徴の中間的性質を持っています。

 

参考までに、上記のBUMアズウイング株式会社の代行費用を紹介します。最新情報は、必ず直接、御確認願います。

 

BUMアズウイング
代行手数料・・・・・・・・・・・・・・・・成約代金の10%
オークション会場への運送費・・・・3,500円(税込)

出品料(1回につき、税込)

成約料(落札時、税込)

 50,000未満 2,359円 2,359円
100,000未満 3,489円 3,489円
200,000未満 4,819円 4,819円
300,000未満 5,329円 5,329円
400,000未満 6,039円 6,039円
500,000未満 6,659円 6,659円
600,000未満 7,369円 7,369円
600,000以上 7,980円 7,980円

★出品料、成約料はオークション会社へ払う金額です。

 

 

最速でバイクを売りたいなら、オンライン査定を受けてみよう!
自分のバイクの相場と優良業者がわかります。
>バイクブロスの無料バイク一括査定はココ!

 

 

>次のページ【売りやすいバイクか?売りにくいバイクか?】    >トップページ

委託販売、オークション代行という手もある関連ページ

バイク売却の方法
バイクの売却方法には、主に3つの方法があります。それぞれの方法に特徴があり、自分に最もあっている方法を選びましょう!
バイク売却相場の情報収集をどうするか?
バイク売却を決め、バイク査定を受ける時に売却相場を事前に知ることは大切です。効率的な相場情報の集め方を紹介します。
下取りと買取りの違い
バイク売却をする時、下取りと買取りの違いを知っていますか?バイク査定で高額をゲット、得するコツと知識を紹介します。
売りやすいバイクか?売りにくいバイクか?
バイクを売るとき、高額のバイク査定をゲットするために、どんなバイクが買い取り業者さんにとって売りやすい(転売しやすい)バイクなのか知っておきましょう。
バイク売却の必要書類
バイクを売却する時、バイクオンライン査定を受ける時、必要な書類と見本を紹介します。予め準備しておけば、慌てる必要もありません。
バイク出張査定の心構え
バイクを売るためには、最終的には必ず、現物のバイクを見て査定を受けることになります。バイクの出張査定を受ける時の心構えです。
まとめ【得するバイク査定&売却の基礎知識】
バイク査定・売却について、「基礎知識」として解説した事をまとめました。得する為の心がけをお伝えします。

実例!体験レポート 基礎知識 得する3つの秘訣 バイク屋さんの本音 ランキング&レビュー お役立ちコラム